桃栗三年柿八年 2005 5 19

 本来、投資家は、会社というものを長い目で見るべきです。
「四半期」というものは、狩猟民族の発想です。
日本は、農耕民族ですので、桃栗三年柿八年という発想も必要です。
 「桃栗三年柿八年」
芽ばえの時から、桃と栗は3年、柿は8年たてば実を結ぶ(広辞苑)。
 月足チャートを見れば、桃もあれば、栗、柿もあります。
問題は、桃の木、栗の木、柿の木を探すのが、大変です。
運悪く、竹の子で終わってしまった銘柄もあります。

レーザー LASER 2005 5 19
「light amplification by stimulated emission of radiation」
「励起誘導放射による光増幅」

今日(5月19日)の共同通信社のニュースには、このような記事があります。
「誤差は100億年に1秒 光格子時計の手法開発」
「東京大の香取秀俊助教授(量子エレクトロニクス)と、
産業技術総合研究所計測標準研究部門(茨城県つくば市)のグループが開発した。」
「香取助教授らが考案した手法は、
レーザー光を使って100万個のストロンチウム原子を空間の一定領域に閉じ込め、
これに光を当てて、原子のエネルギーの変化を計測する。
この際、原子のエネルギー変化に、領域外からの影響が及ばないように工夫した。」

レーザー技術は、将来、有望な分野であり、新しい産業ができてくるでしょう。
 ところで、「光」というものは、どうやって発生するのか、知っているでしょうか。
これは、原子核の外側を回っている電子に、位置の変化が起きるために、光が発生します。
 電子は、決められた軌道に、存在しています。
この状態に、エネルギーを与えると、電子が励起状態となり、
ひとつ外側の軌道に移動します。
 しかし、電子は、外側の軌道では、不安定な状態なので、
エネルギーを放射して、元の軌道に戻ります。
この時のエネルギーが、光として、観測できるのです。

核融合 nuclear fusion 2004 11 30
 核融合を、石油に代わる「新しいエネルギー」とするならば、
レーザーによる核融合が妥当だと思います。
 研究用ならば、いくらコストがかかっても、
あるいは、いくら巨大な装置となっても、問題ないでしょうが、
実用化を考えるならば、コストと小型化を考える必要があります。

小さな太陽 small sun 2004 11 3
 太陽のような環境を、どうやって作るか。
それは、レーザーで可能です。
日本は、こうした技術については、得意分野でしょう。
 核融合は、今世紀末の技術ではありません。
今世紀中の技術です。
しかも、小型化できる技術です。
21世紀は、「太陽の時代」と呼ばれるかもしれません。
さて、次の技術は、重力だと考えています。

「レーザのスポットを、レンズで、さらに絞ると、
太陽表面の100倍ものエネルギー密度となる」
「波長1.06ミクロン、出力500ワットのレーザを、
0.3ミリメートル径のスポットに絞ると、
1平方センチメートル当り708キロワットという高いエネルギー密度になります。」
「これは、太陽表面の100倍に相当します。」
「こうした小さなスポットに、きわめて高いエネルギーを集中できるという性質は、
(中略)、レーザ核融合などへの応用が試みられています。」

参考文献 「レーザの本」 小林春洋著 日刊工業新聞社





























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